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【相続税対策】「とりあえず不動産」は危険?厳格化する監視と、小口化商品・収益物件購入の注意点

  • 執筆者の写真: 博成 椎原
    博成 椎原
  • 1 分前
  • 読了時間: 4分

こんにちは、株式会社城南エステートです。

「現金で持っているより、不動産に変えた方が相続税が安くなる」 これは不動産オーナー様や資産家の方にとって、長年の常識でした。

しかし今、この「常識」が通用しないケースが出てきていることをご存知でしょうか? 2022年(令和4年)の最高裁判決以降、「あからさまな節税目的」での不動産購入に対し、国税当局は非常に厳しい姿勢を見せています。

今回は、近年人気が高まっている「不動産小口化商品」「貸付用不動産(収益物件)」を活用する際、否認されないために絶対に知っておくべき注意点を解説します。

■なぜ厳しくなった?「伝家の宝刀(総則6項)」とは

通常、不動産の相続税評価額は「路線価」や「固定資産税評価額」に基づいて計算します。これにより、実勢価格(時価)よりも低い評価額になり、節税効果が生まれます。

しかし、国税庁には『財産評価基本通達総則6項』というルールがあります。 これは、「著しく不公平だと認められる場合は、いつもの計算ルールを無視して、国税庁が決めた時価で課税できる」という、いわば「伝家の宝刀」です。

最近の裁判事例では、「借金をして不動産を買い、相続税を0円近くまで圧縮し、相続直後に売却した」ような極端なケースで、この「総則6項」が適用され、追徴課税が認められました。

■1. 「不動産小口化商品」購入の注意点

都心のオフィスビルなどを一口数百万から購入でき、相続時に分けやすい(分割しやすい)として人気の「不動産小口化商品」。 非常に有用な商品ですが、以下の点に注意が必要です。

  • 購入のタイミングと「相続までの期間」 亡くなる直前に購入し、相続後すぐに売却・換金すると、「単なる租税回避行為」とみなされるリスクが高まります。「長期保有」が前提であることを意識しましょう。

  • 市場価格と評価額の乖離(かいり)率 「評価額が時価の80%OFF!」など、極端な圧縮効果を謳う商品は要注意です。 乖離が大きすぎるものは、当局の監視対象になりやすい傾向があります。

■2. 「貸付用不動産(アパート・マンション)」購入の注意点

アパートなどを建てたり購入したりして「貸家建付地」として評価を下げる方法も王道ですが、こちらも中身が問われます。

  • 「事業としての実態」があるか(経済合理性) これが最も重要です。「収益性が低く、投資としては大赤字だが、税金が安くなるから買う」という判断は危険です。 「税金対策を除いても、不動産賃貸業として利益が出る(理にかなっている)」ことが、否認されないための最大の防御策です。

  • 空室リスクの管理 相続発生時(被相続人が亡くなった日)に「空室」だった部屋は、原則として貸付用としての評価減が受けられません(一時的な空室を除く)。管理状態が悪く入居者がつかない物件は、節税効果すら失う恐れがあります。



■結論:これからは「利益が出る不動産」しか勝てない

これからの相続対策としての不動産購入は、以下の式が成り立つ必要があります。

不動産としての収益力 > 節税メリット

「節税」だけを目的(主たる動機)にすると、税務署に否認されるリスクがあります。しかし、「資産運用のために良い物件を買い、結果として相続税評価も下がった」という順序であれば、正当な経済活動として認められます。


対策のポイント:

  1. 駆け込み購入を避ける(早めの対策)

  2. 稟議書や議事録を残す(収益目的で購入した証拠を残す)

  3. 収益性を重視する(赤字物件を無理に買わない)

■まとめ

  • 「節税目的オンリー」の不動産取得は、国税庁に否認されるリスクが高まっている。

  • 小口化商品は「購入時期」と「保有期間」に注意。

  • 貸付用不動産は「経済合理性(ちゃんと儲かるか)」が問われる時代へ。

城南エステートでは、単なる節税商品としてではなく、上級相続支援コンサルタントが「将来にわたって資産価値と収益を生み出す不動産」をご提案いたします。 「自分の持っている物件は大丈夫か?」「今からできる対策は?」など、相続と不動産に関するお悩みは、ぜひ一度ご相談ください。

株式会社城南エステート https://www.jonanestate.com/ #節税 #相続税対策 #不動産 #収益 #上級相続支援コンサルタント

 
 
 

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