賃貸管理 トラブル編
東京城南エリアの賃貸不動産管理の株式会社城南エステートのブログにようこそ

賃貸管理を行っていると、設備の故障など様々な問題が発生しますが、今回は不動産仲介会社と入居者のトラブルについて実際に対応した案件をご紹介いたします。
城南エリアのとあるマンションで賃貸借契約の更新を迎える際に発生した事案です。
更新時に入居者様は床鳴りを気にしており、賃料の減額と更新料の不払いを条件に更新したい旨不動産仲介会社に連絡が入ったのがきっかけです。
オーナー様からのご依頼で、貸主と借主、仲介会社、工事業者の4者間で床鳴りの現場検証と合わせて更新について話し合いをするので、私に立ち会ってほしいとのことでした。
不動産仲介会社兼業の不動産会社が管理会社として、管理しているお部屋になりますが、仲介が専門の会社の為、以前から入居者側の不動産会社として、前回の更新時もオーナー様に賃料の減額やオーナー負担の工事など様々な要求をしてきたようですが、高齢のオーナー様で「そんなものなの?」と不動産仲介会社の言うとおりに今までしてきたそうです。
そこで弊社にご相談のご連絡がありました。
オーナー様の方で知人の弁護士に聞いたところ、入居者寄りの不動産会社なので注意した方が良いと言われたので不安になったとのことでした。
私の方でお話を伺うと・・ビックリ!
入居者様から言われるがまま、オーナーさんの不利な交渉を進めようとしていました。
不動産仲介会社兼業管理業者からの条件
1、床鳴りがひどいので家賃を下げましょう。
2、更新料も取れない
3、床鳴りを直すためにリビングとキッチンのフローリングを土台からやり直す必要がある約60万円程度掛かるのでオーナーさん負担になります。施工は弊社の指定工事店
あまりにも言いたい放題の不動産会社と入居者様、一瞬あきれてしまいました。
本当に不動産仲介会社はオーナー様の不動産管理をやっているのか?
自分で仲介したお客様が入居者様なので、入居者よりになるのはわかりますが、それであれば管理は辞めるべきです。
オーナー様の利益損失の被害が甚大です。
お借りいただいている入居者様が困っているなら早急に管理会社は動くはずですが、入居者様と不動産会社が組んでオーナー様をだますような行為はダメです!
4者での打ち合わせ時、私も同席させていただき、オーナー様からのご意向を伝達させていただきました。
現地に少し早く着いた私とオーナー様は入居者様と不動産会社が来る前に少しお話をさせていただきました。
私の方でオーナー様のご意向を伝えると即答で更新料も支払うし、賃料交渉はお願いしただけだから貸主の回答を待っていたとのことでした。
???
あれ、聞いている話と全然違う!どうなっているんだ。
と思いましたが、その後不動産会社と指定工事業者が現れた時にわかりました。
不思議なものです。
私が同席していることを確認した不動産会社と不動産会社の指定工事会社も手のひらを返して、床鳴りは、部分的な補強工事で直ると言い出し、アタフタしているのが見て取れました。
不動産会社が入居者様からのちょっとした交渉を大げさにオーナー様に伝えて、自社の利益を考えていたのだと直ぐにわかりました。
今までの経験から、高齢のオーナー様に高額な工事代金を請求していた地元の大工さんや賃料を下げ続ける自己利益優先の不動産仲介会社など多数ご相談を受けてきましたが、更新時にオーナー様をこのような形で騙すような不動産会社は初めてです。
賃貸借契約書を見てみると、1回目の更新時に貸主が不利になる契約条項などに改ざんしていることも発覚しました。
ご高齢のオーナー様はご注意ください。
今回もオーナー様の娘さんからのご相談でお話を伺いましたが、オーナー様自体は不動産会社に言われたから払うしかないと最初は言われていました。
こんなことが世の中多数あるようです。
もし、賃貸経営でわからないことが御座いましたらお気軽にご相談ください。
※相談は無料です。
東京の賃貸不動産管理はお任せください。
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